2021年のインフルエンザ予防接種について

静岡市のインフルエンザ予防接種の予約が様々なクリニックや病院で始まっています。

当院の予約は10月1日から開始しました。来院時に受付にご相談ください。

納入されるワクチン本数に限りがありますので,当院に受診歴のある方を優先させていただき,既定の本数に達した時点で受け付けを終了いたします。

 

■対象 9歳以上の小児,成人

■接種期間 11月1日~12月28日

■接種時間 毎週月曜日,火曜日,金曜日の15時~16時

■費用

9歳~12歳 1回接種の場合 3800円(税込)

9歳~12歳 2回接種の場合 1回目 3800円,2回目3000円(いずれも税込)

13歳以上~成人 3800円(税込)

65歳以上で静岡市在住の方 1650円(税込)

【ワクチン接種回数について】

当院では9歳以上の小児と成人を対象に接種を行います。

CDC(アメリカ疾病予防センター),WHO(世界保健機関)が推奨する方針を根拠に,

接種回数は原則1回といたします。(参考資料1)

なお日本では13歳未満の方は2回接種とされています。(参考資料2)

 

日本と米国の方針のどちらが優れているという答えはありませんが,1回接種方式を採用することで,より多くの方にワクチンを接種でき,身体的苦痛も緩和できると考えます。

2回接種方式を希望される方は,対応いたしますのでお声がけください。

 

【ほかのワクチンとの接種間隔について】

2020年10月1日からインフルエンザワクチンとほかの種類のワクチンの接種間隔について制限がなくなりました。(参考資料3)

なお新型コロナウイルスワクチンとの間隔は2週間以上あけることが推奨されています。

 

 

(参考資料1)Number of doses for children aged 6 months through 8 years:

Those who have previously received ≥2 total doses of trivalent or quadrivalent influenza vaccine ≥4 weeks apart before July 1, 2021, require only 1 dose for the 2021–22 season. The 2 previous doses of influenza vaccine do not need to have been administered in the same season or consecutive seasons.

Prevention and Control of Seasonal Influenza with Vaccines: Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices, United States, 2021–22 Influenza Season

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/rr/rr7005a1.htm

 

(参考資料2)Q.20: ワクチンは1回接種でよいでしょうか?

[1]13歳以上の方は、1回接種を原則としています。ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られるとの報告があります

[2]13歳未満の方は、2回接種です。1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られることから、日本ではインフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりとなっています。なお、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。

(1)6カ月以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種

(2)3歳以上13歳未満の方 1回0.5mL 2回接種

[3]諸外国の状況について、世界保健機関(WHO)においては、ワクチン(不活化ワクチンに限る。)の用法において、9歳以上の小児及び健康成人に対しては「1回注射」が適切である旨、見解を示しています。また、米国予防接種諮問委員会(US-ACIP)も、9歳以上(「月齢6ヶ月から8歳の小児」以外)の者は「1回注射」とする旨を示しています。

厚生労働省 インフルエンザQ&Aより(2021.9.10閲覧)https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

 

(参考資料3) ワクチンの接種間隔に関する規定を改正することに伴う対応について

注射生ワクチンどうしを接種する場合は27日以上あける制限は維持しつつ、他のワクチンの組み合わせについては制限を設けないこととする。

https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000590880.pdf

 

上部へスクロール