診療のご案内

Medical Treatment Guide

禁煙外来

喫煙は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺がんの原因となるだけでなく、

脳卒中や心筋梗塞などさまざまな疾患の原因となることが知られています。

頭のなかではやめたいなと思っている喫煙中の方も少なくないのではないでしょうか。

それでも禁煙は容易ではありません。


「タバコをやめるなんてとても簡単だ。私は100回以上禁煙している。」

これは「トム・ソーヤ」の作家のマークトウェインが語った有名な言葉です。

禁煙は始めるのは簡単でも継続するのはとても難しいことです。外国の調査では、禁煙に挑戦して6ヶ月以上続いた人は、

わずか1割ほどというデータもあります。


当院では呼吸器内科専門医が中心となって、患者さんの禁煙をサポートします。

禁煙外来は一定の条件を満たすことで、保険診療で行うことができます。禁煙したいと思ったら、是非ご相談ください。

【保険適応の条件】

・過去1年以内に保険で禁煙治療を受けていない

・すぐに禁煙したい意思がある

・ニコチン依存症診断テスト(TDS:Tobacco Dependence Screener)で5点以上

・35歳以上の方で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上

 (25歳から1日15本喫煙している45歳の人なら、15(本)×20(年)=300で、対象となります)

 *35歳未満の方は、喫煙指数による制限はありません

・禁煙治療を受けることに文書で同意している

TDSニコチン依存度テスト

問1.

自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか?

   
 
問2.

禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?

   
 
問3.

禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか?

   
 
問4.

禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか?

(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、
胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)

   
 
問5.

問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか?

   
 
問6.

重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか?

   
 
問7.

タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?

   
 
問8.

タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?

(※(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抗うつなどの症状が出現している状態。)

   
 
問9.

自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?

   
 
問10.

タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?

   
上部へスクロール