診療のご案内

Medical Treatment Guide

こんな症状はありませんか?

呼吸器内科

口や鼻から吸った空気は、気管から気管支を通じて肺のすみずみまで広がっていきます。

この経路でおこる様々な病気を専門的に診断・治療するのが呼吸器内科です。

咳や息切れ、慢性的な喀痰といった症状のうしろには、なにかの病気が隠れていることがあります。適切に診断し治療に結び付けます。

呼吸器内科で取り扱う疾患

急にはじまった咳

ほとんどが細菌やウイルスによる感染症,いわゆる喉の風邪からきています。その中には,新型コロナウイルス感染症やインフルエンザウイルス感染症も含まれます。
通常は症状をごまかす薬(いわゆる咳止め)で様子をみることで,2週間程度で落ち着きますが,長い場合は喉のイガイガとともに乾いた咳が1-2か月続くこともあります。これは感染後の咳(感染後咳嗽)と言われます。
小児喘息があった方や,アレルギー疾患などを持っている方は長引きやすい傾向にあります。
3~4週間以上続く場合には,なにか病気が隠れていることもあり,注意が必要です。

ながびく咳

4週間以上続く咳のうしろには,咳ぜんそく,気管支ぜんそく,肺気腫(慢性閉塞性肺疾患・COPD),気管支拡張症,非結核性抗酸菌症,逆流性食道炎,肺がんや間質性肺炎など,いろいろな病気が隠れていることがあります。
一度胸のレントゲン検査をうけたり,呼吸機能検査をおこなったりするなど,呼吸器内科専門医での診察をお勧めします。
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非結核性抗酸菌症(肺MAC症)

40歳以降の中高年の女性に多い病気です。ながびくちょっとした咳,朝に出る痰などがよくある症状です。
あまり強い症状ではない場合には,病院を受診せずに数年以上様子をみつづけてしまっている方も少なくありません。
また無症状あるいはほとんど気にならない症状で,たまたま健康診断で異常な影がみつかって気づくこともあります。
痰を調べて,繰り返し非結核性抗酸菌がみつかると診断になります。症状が当てはまる方は一度ご来院ください。

咳ぜんそく

発作性に出る咳,夕方から夜,朝に目立つ咳,寒暖差やクーラーの刺激,煙やほこりなどの刺激で出る咳,特定の時期や季節に繰り返す咳のうらには,咳ぜんそくが隠れているかもしれません。一度調べてみましょう。
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>>>日常生活で注意することは?

気管支喘息

発作性にゼイゼイ,ヒューヒューといった息苦しさ,咳などがおもな症状です。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎を合併しているかたも多いです。
適切なまいにちの吸入治療が必要です。急に苦しくなったときには,短期間ステロイド内服も必要となることがあります。当院は呼吸器内科,アレルギー科専門医が常駐していますので,急な患者さんにも対応可能です。
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COPD(慢性閉塞性肺疾患・肺気腫)

長年のタバコの影響で,肺や気管支がダメージを受けた結果,慢性的な咳やいきぎれが起こる病気です。
坂道や階段でみょうに息があがったりしませんか?
ご自身はタバコを吸わなくても,家族がすっているタバコの影響で症状が出ている方もおられます。
気になる場合は胸部レントゲン検査,胸部CT検査,肺機能検査などが診断に役立ちます。
吸入治療を行うことで,症状がぐっとやわらぐことも少なくありません。
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気胸

肺のパンクです。肺の表面にある小さなほころびから空気が漏れて,肺が縮んでしまう病気です。
やせ型,長身の男性に多く,突然おこる胸の痛みや違和感が特徴で,ふかく息をすると痛むという方もすくなくありません。繰り返し気胸をおこしている方もいます。
軽度であれば様子観察で改善しますが,悪化する場合には治療が必要です。
漏れ出た空気を体の外に逃がすために,皮膚から細いチューブをいれて,脱気する必要があります。

慢性呼吸不全(在宅酸素療法)

様々な肺の病気で,肺から酸素を十分に体内にとりこめなくなってしまうことがあります。
肺そのものをよくすることができない場合でも,酸素チューブを使って鼻から酸素を投与することで,体内の酸素不足を補う治療方法です。
当院では在宅酸素療法の患者さんも積極的に対応しています。

睡眠時無呼吸症候群(CPAP療法)

寝ているときにいびきや呼吸がとまっているといわれたことはありませんか?
睡眠中の体内の酸素不足によって,頭痛や翌日の眠気,集中力の低下がおこっていることがあります。
そういった患者さんにはCPAP療法が効果的です。
>>>詳しくはこちらへ

胸部レントゲン異常

検診のレントゲンで,異常をいわれたことはありませんか?
様子をみてもよい異常と,あまり様子をみてはいけない異常があります。
レントゲンの検診はおもに肺がんをみつけることが目的であり,そのほかの肺の異常については大きく注目されない場合もあります。
異常を指摘されたら一度呼吸器内科専門医での画像確認と,必要に応じてCT検査をうけることをお勧めします。
>>>詳しくはこちらへ(肺がんCT検査)
(※肺癌CT検診は自費ですが、胸部異常陰影でCTが必要と医師が判断した場合には保険診療となりますので、医師と相談をお願い致します。)

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