院長コラム

Director's column

コロナウイルス感染症 今後の取り扱いについて

政府は5月8日から,新型コロナウイルス感染症の取り扱いを,季節性インフルエンザと同等の5類に見直す方針を決定しました。
これまで行ってきた様々な政策や措置についても見直しを行うことになりました。

さいわい現在,新規感染者数は全国的に減少傾向にありますが,コロナウイルス自体がいなくなるわけではありませんので,警戒度は下げながらも適切に対応していくことが医療者にも,医療者以外の方にも求められます。

身近な感染対策について

厚生労働省の専門家会合のメンバーらがまとめた「5つの基本」は

  1. 体調不安や症状があるときは,自宅で療養するか医療機関を受診
  2. その場に応じたマスクの着用やせきエチケットの実施
  3. 3密を避けるて換気
  4. 手洗い
  5. 適度な運動と食事

です。

人との間隔

これまで今後

できるだけ2mあける

最低1mはあける

具体的な距離の記載なし
真正面での会話や接触はさける記載なし
3密の回避3密の回避

もう3年もたってしまいましたが,2020年に発表された「新しい生活様式」では,人との距離をできるだけ2メートル,最低でも1メートル空けることや,真正面で対面しての会話はできる限りさけること,そして密集・密接・密閉の「3密」の回避が求められていました。買い物などもできるだけ少人数ですいた時間を選ぶ,レジャーなども,予約制を利用してゆったりと,公園も空いた時間や空いている場所を選ぶ,また公共交通機関の利用も混んでいる時間は避けるなどといった推奨がされていました。

 

今回の新しい提言では,人との間隔について具体的な距離の記載がなくなりました。買い物や娯楽,レジャーといった場面ごとの提案もありません。ただ,密閉・密集・密接の「3密」の回避は,換気とともに引き続き有効な対策で,特に大勢の人が集まる場所や場面をさけることは,感染症のリスクを下げられるとしています。

これをどこまで気にするかは,この3年間で一人ひとりの考え方によると思いますが,草ヶ谷医院としても,今まで同様3密の回避,換気はできるだけ続けていきます。

マスクについて

これまで今後
外出時など着用よびかけ

その場に応じた着用

地域の感染状況

その場の混雑状況

空間の広さ

滞在する時間

そばにいる人の重症化リスク

2020年の「新しい生活様式」では,マスクは外出時や屋内で会話するとき,人との間隔がとれない場合は症状がなくても着用することが呼びかけられていました。

今回の見解では「その場に応じたマスクの着用」としています。マスクをつけるかどうかは,その地域の感染状況,その場の周囲の混雑の状況,空間の広さ,その場にいる時間,また目の前にいる人の重症化リスクなどを考慮して判断しましょうとされています。今までよりも個人の判断に任されています。私も賛成です。人通りの少ない道路を歩くときにマスクは不必要でしょう。一人で車を運転するときも不要です。

ただやはり混雑する場面や,周囲でたくさん感染者が増えているとき,あるいは当院の院内のように,咳をする方や高齢者が多い場所では,引き続きマスクが必要だと考えます。

移動について

これまで今後

流行地域からの移動や流行地域への移動は避ける

誰とどこであったかメモしておく

言及なし

今回の提言では,移動について明言はありません。一人ひとりが感染対策に適切に注意しながら,旅行や移動をしましょう。

流行していないときに過度に気をつけてもつまらないですよね。それでも,流行しているときは少し気を引き締めて移動しましょう。

変わらない呼びかけ

今後も変わらず重要だとしている対策もあります。

手洗いについては,食事の前やトイレのあと,帰宅時などは,しっかり20秒から30秒かけて流れる水と石けんで丁寧に洗いましょう。これはコロナウイルス感染症だけでなく,風邪やインフルエンザなど,様々な感染症予防に共通して有効です。

また体調に不安があるときや発熱などの症状があるときは,無理をしないようにしましょう。自分が無理して症状を悪化させてしまう可能性があるだけでなく,周囲にうつしてしまうかもしれないからです。

自宅で様子をみても体調がよくならなければ,医療機関を受診しましょう。

さらに、職場や学校などは体調不良のときに休暇を取得しやすい環境を整えるべきで、高齢者や持病のある人など重症化リスクの高い人と会うときには体調管理をより厳重にすることも呼びかけています。

 

ワクチン接種について

令和5年度も,自己負担なしでワクチン接種は続く方針が,3月7日に通達がありました。65歳以上の高齢者や重症化リスクのある方に接種が勧められています。

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大石 敏弘医師
プロフィール

清水第八中学校、清水東高等学校を卒業後、浜松医大医学部に進学。

大学卒業後は、 静岡済生会病院、浜松医療センター、浜松医科大学医学部附属病院、島田市立総合医療センターを経て、再び現在静岡済生会病院にて地域医療に携わる。

糖尿病や甲状腺、高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を専門とし、患者一人ひとりのライフスタイルに合わせた実践的な治療方針を重視している。

現在は当院に非常勤、そして静岡済生会内分泌科として勤務し、日々の診療にあたっている。

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