院長コラム

Director's column

COPD

COPD=肺の生活習慣病

タバコの煙に含まれる有害物質を長期に吸うことで起こる,肺の生活習慣病です。

タバコを吸っている方,過去に吸っていた方だけでなく,パートナーや周囲の人がタバコを吸っている方にとっても,ひじょうに重要な病気です。

主な症状は?

慢性的につづく咳,痰や,とくに動いた時の息切れなどがよくみられる症状です。

年をとったから,息切れするのはしょうがない?いえいえ,70歳,80歳になっても元気に運動している方はいらっしゃいます。実は気づかないうちに,COPDの症状が出現しているのかもしれません。

日本にはCOPDの患者さんは,500万人以上いるといわれているなか,実際に診断されているのは20万人程度とされています。まだまだ自分がCOPDと気づいていない潜在的な患者さんが,非常に多くいると考えられています。タバコを吸っている方,昔吸っていた方はとくに要注意です。

肺で何が起こっているの?

タバコの煙は口から気管支を通じて肺の一番奥にある肺胞までたどりつきます。タバコの有害物質の影響で,気管支は炎症をおこし,分泌物が出たり,ゴワゴワと厚く硬くなって内腔が狭くなり,柔軟性を失います。この結果気管支は狭くなり,空気の通りが悪くなります。これを慢性気管支炎といいます。

さらに肺胞は炎症で壁が破壊され,使い古したスポンジのように,ヘニャヘニャと弾力を失います。息を吐こうとすると肺胞はすぐにペニャっとつぶれてしまうため,息がうまく吐き出せなくなります。これを肺気腫とよびます。

このようにCOPDは慢性気管支炎や肺気腫の結果,肺の空気がうまく吐き出せなくなり,酸素不足を起こし,息切れを起こしたり,咳や痰が増えるのです。

自分がCOPDかもしれないと思ったら?

環境保全機構HPより

COPD早期発見のためのチェックリストです。このリストで4点以上の場合は,ぜひ呼吸器内科にご相談ください。診断は,肺機能検査で行います。

肺機能検査で用いる装置

COPDの治療って?

第一の治療は禁煙です。

環境保全機構HPより

タバコを吸わない人の肺機能の経過をしめした黄色線にくらべて、タバコを吸い続けた場合の肺機能は、赤のラインのようにどんどんと悪化していきます。それでも禁煙をすると、低下のペースは吸わない人と同等程度までよくなることが知られています。

禁煙外来は保険適応で禁煙をサポートできます。お困りの際はご相談ください。

第二の治療は吸入療法です。

吸入器には実にたくさんの種類があります。それぞれの吸入器には特徴があり,どの吸入器がもっとも適しているかについては専門的な知識が必要です。ぜひ当院にご相談ください。

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大石 敏弘医師
プロフィール

清水第八中学校、清水東高等学校を卒業後、浜松医大医学部に進学。

大学卒業後は、 静岡済生会病院、浜松医療センター、浜松医科大学医学部附属病院、島田市立総合医療センターを経て、再び現在静岡済生会病院にて地域医療に携わる。

糖尿病や甲状腺、高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を専門とし、患者一人ひとりのライフスタイルに合わせた実践的な治療方針を重視している。

現在は当院に非常勤、そして静岡済生会内分泌科として勤務し、日々の診療にあたっている。

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